真性包茎における癒着の仕組み
生まれつきの癒着がほとんど
真性包茎で悩んでいる多くの患者は、先天的に包皮が癒着していることが大半です。これは、ほとんどの男性に対して生じている状態なのですが普通は成長すると共に状態は改善されていきます。ホルモンが分泌されて肉体が成長していくと、その影響で勃起することが多くなりその付着が改善していくことになるからです。ただ、こういった先天的な真性包茎の癒着を改善することができない人もいます。包皮と亀頭が癒着してしまうと、勃起をしても亀頭を露出させることができないようになるからです。特に、体質的に陰茎の成長が不十分であったり包皮が多かったり長いと陰茎と比較して亀頭を露出させるのに問題が生じてしまいます。その結果、産まれたときから癒着している該当部分を改善することができなくなるという仕組みです。真性包茎は、成長過程で無くなることがほとんどですがそうではない人がその状態を大人になっても維持していることを指します。
病気で生じる癒着には要注意
真性包茎は、全ての場合で体質的にその状態に陥っているわけではありません。病気によって、その状態になってしまうこともありえるからです。例えば、生活習慣病で真性包茎になってしまう可能性は十分に存在します。実際に、糖尿病でも真性包茎の症状は確認されています。今までは、問題なかったのに突然そのような状態になった時にはすぐにクリニックに相談に行かなくてはいけません。また、亀頭包皮炎を繰り返しているような人も真性包茎になってしまう可能性は十分にあります。これは、細菌などが繁殖してしまうことによって該当部分が炎症を起こしてしまって癒着してしまうという仕組みが存在するからです。どちらにしても、放置していると症状が悪化してしまって取り返しのつかない病状になる可能性が存在します。真性包茎になってしまうと、その状態が自分だけではなく大切にしているパートナーにも及ぶ可能性があるため必ず注意をしなくてはいけません。
まとめ
体質的に真性包茎になっている人は非常に多いです。ただ、その状態は将来的にずっと持続するわけでもなく、成長期を経て安定していくことがほとんどです。反対に、そういった症状が残ってしまう場合にその癒着を取り除くための治療を行わなくてはならないという事情が存在します。特に、真性包茎の場合は病原菌を繁殖しやすい環境になってしまいます。衛生環境が良くないので放置するメリットはないので、その点を理解しながら治療に臨むことが大切です。